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古文単語「すすむ/勧む/薦む」の意味・解説【マ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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すすむ/勧む/薦む

このテキストでは、マ行下二段活用の動詞「すすむ/勧む/薦む」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「すすむ」には
①勧む/薦む
②進む
などの用法があるが、ここでは「①勧む/薦む」を扱う。
マ行下二段活用

未然形すすめ
連用形すすめ
終止形すすむ
連体形すすむる
已然形すすむれ
命令形すすめよ


意味1:他動詞

(食べ物や飲み物をとるように)
促す、差し上げる

[出典]:人に後れて 徒然草
「人に酒勧むるとて...」

[訳]:人に酒を(飲むように)促すということで...


意味2:他動詞

(人や事業を)
推薦する、奨励する

[出典]:心なしと見ゆる者も 徒然草
「民を撫で、農を勧めば...」

[訳]:民衆をかわいがり、農業を推奨するならば...




意味3:他動詞

促し勧める、勧める

[出典]立石寺 奥の細道
「一見すべきよし、人々の勧むるによつて...」

[訳]:一度は見ておいたほうが良いと、人々が勧めるので...


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