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背理法を用いた命題の証明["m+n√5"="-2+3√5"をみたす有理数m,nを求める問題] |
著作名:
ふぇるまー
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背理法の練習問題
ここでは、背理法を使った発展問題「"m+n√5"="-2+3√5"をみたす有理数m,nを求めよ」を通して、背理法への理解を深めていきましょう。このテキストに進むまえに、「背理法を用いた命題の証明["m+n√5=0"ならば"m=n=0"を証明する問題]」をしっかりと理解しておくことをお勧めします。
問題
"m+n√5"="-2+3√5"をみたす有理数m,nを求めなさい
このたぐいの問題は、解法のパターンが決まっているので、解法をきちんと身につけるようにしましょう。
まず最初に、この問題を解くためには、次の性質を理解している必要があります。
有理数pとqについて、
p+q√5=0ならばp=q=0
(解説と証明はこちら)
■ステップ1
"m+n√5"="-2+3√5"を"p+q√5=0"の形に変形する
つまり右辺を左辺に移行して、左辺=0の形を作るということです。
"m+n√5"="-2+3√5"の右辺を左辺に移行して、共通項でくくります。
(m+2)+(n−3)√5=0
mとnが有理数なので、(m+2)と(n−3)もまた有理数となります。
だからここで、"有理数pとqについて、p+q√5=0ならばp=q=0"という性質が使えるのです。この性質と照らし合わせて
"(m+2)+(n−3)√5=0"ならば、"(m+2)=(n−3)=0"
となることがわかります。
あとはこの式を解いてm=−2、n=3が求まります。
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