更新日時:
|
|
古文単語「こころふかし/心深し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
|
著作名:
走るメロス
12,761 views |
このテキストでは、ク活用の形容詞「こころふかし/心深し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
未然形 | こころふかく | こころふかから |
連用形 | こころふかく | こころふかかり |
終止形 | こころふかし | ◯ |
連体形 | こころふかき | こころふかかる |
已然形 | こころふかけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | こころふかかれ |
考えが深い、思慮深い、思いやりが深い、愛情深い。
[出典]:蜻蛉日記
「心深くもの思ひ知る人にもあれば...」
[訳]:思いやりが深くものの道理をわきまえた人でもあるので...
「心深くもの思ひ知る人にもあれば...」
[訳]:思いやりが深くものの道理をわきまえた人でもあるので...
趣が深い、風情がある。
[出典]:花は盛りに 徒然草
「望月の隈なきを千里の外まで眺めたるよりも、暁近くなりて待ち出でたるが、いと心深う、青みたるやうにて...」
[訳]:満月で曇りのなく照っているものを(はるか遠く)千里まで眺めているよりも、明け方近くになって出てくるのを待っていた(月)のが、とても風情があって、青みがかっているようで...
※「心深う」は連用形「心深く」のウ音便。
「望月の隈なきを千里の外まで眺めたるよりも、暁近くなりて待ち出でたるが、いと心深う、青みたるやうにて...」
[訳]:満月で曇りのなく照っているものを(はるか遠く)千里まで眺めているよりも、明け方近くになって出てくるのを待っていた(月)のが、とても風情があって、青みがかっているようで...
※「心深う」は連用形「心深く」のウ音便。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「ひとがちなり/人勝ちなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
>
古文単語「いつく/斎く/傳く」の意味・解説【カ行四段活用】
>
古文単語「かたはらいたし/傍ら痛し」の意味・解説【形容詞ク活用】
>
古文単語「からし/辛し」の意味・解説【形容詞ク活用】
>
古文単語「かよふ/通ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「こころふかし/心深し」の意味・解説【形容詞ク活用】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング
注目テキスト