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古文単語「せまる/迫る/逼る」の意味・解説【ラ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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せまる/迫る/逼る

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ラ行四段活用

未然形せまら
連用形せまり
終止形せまる
連体形せまる
已然形せまれ
命令形せまれ


意味1:自動詞

(空間的/時間的に)
近づく、間隔が狭まる

[出典]世に従はん人は 徒然草
「死期はついでを待たず。死は前よりしも来らず、かねて後ろに迫れり。」

[訳]:死は必ずしも前からやってくるわけではなく、あらかじめ背後に近づいているのです。


意味2:自動詞

生活に困る、窮迫する、貧乏する

[出典]:少女 源氏物語
せまりたる大学の衆とて...」

[訳]貧乏している大学寮の学生だといって...


意味3:自動詞

狭くなる、いっぱいになる

[出典]:日本永代蔵
「借り蔵せまりて、置くべき方もなし。」

[訳]:借りた蔵もいっぱいになって、(米を)置くことができる場所もない。


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