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『世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば』現代語訳と品詞分解 |
著作名:
走るメロス
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はじめに
このテキストでは、万葉集で詠まれている「世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば」という歌について説明していきます。
原文
世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば
現代語訳(口語訳)
世の中をつらい、身も細くなるほど耐え難いと思うけれども、(どこかへ)飛んでいくことはできない。鳥ではないのだから。
単語
憂し | つらい |
やさし | つらい・耐え難い |
※四句切れで、四句と五句に倒置法の技法が用いられています。
品詞分解
※名詞は省略しています。
世の中 | ー |
を | 格助詞 |
憂し | 形容詞・ク活用・終止形 |
と | 格助詞 |
やさし | シク活用の形容詞「やさし」の終止形 |
と | 格助詞 |
思へ | ハ行四段活用・已然形 |
ども | 接続助詞 |
飛び立ちかね | ナ行下二段活用+接尾語 |
つ | 完了の助動詞・終止形 |
鳥 | ー |
に | 断定の助動詞・連用形 |
し | 強意の副助詞 |
あら | 補助動詞・ラ行変格活用・未然形 |
ね | 打消の助動詞・已然形 |
ば | 接続助詞 |
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