|
|
|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「すでに/既に/已に」の意味・解説【副詞】 |
|
著作名:
走るメロス
55,576 views |
|
「すでに/既に/已に」の意味・活用・使用例【副詞】
このテキストでは、古文単語「すでに/既に/已に」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
副詞
■意味1
残す所なくすっかり。
[出典]:万葉集
「天の下すでに覆ひて降る雪の光を見れば貴くもあるか。」
[訳]:地上をすっかり覆って降る雪の光を見ると、貴く思われることだ。
「天の下すでに覆ひて降る雪の光を見れば貴くもあるか。」
[訳]:地上をすっかり覆って降る雪の光を見ると、貴く思われることだ。
■意味2
(すでに〜完了/過去の形で)
もはや、とっくに、もう。
■意味3
(すでに〜推量の形で)
いよいよ、今にも、もう少しで。
[出典]:平家物語
「すげなういはれたてまって、すでに出でんとしけるを...」
[訳]:そっけなく言われ申して、今にも退出しようとしたところ...
「すげなういはれたてまって、すでに出でんとしけるを...」
[訳]:そっけなく言われ申して、今にも退出しようとしたところ...
■意味4
(すでに〜断定の形で)
まさしく、間違いなく。
[出典]:平家物語
「この少将はすでにかの大納言が嫡子なり。」
[訳]:この少将はまさしくあの大納言の嫡男である。
「この少将はすでにかの大納言が嫡子なり。」
[訳]:この少将はまさしくあの大納言の嫡男である。
このテキストを評価してください。
|
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「おもひよる/思ひ寄る」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「せむ/迫む/逼む」の意味・解説【マ行下二段活用】
>
古文単語「慳貪なり/けんどんなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
>
古文単語「ならひ/習ひ」の意味・解説【名詞】
>
古文単語「おくらす/後らす」の意味・解説【サ行四段活用】
>
最近見たテキスト
|
古文単語「すでに/既に/已に」の意味・解説【副詞】
10分前以内
|
>
|
























