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山部赤人『若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る』現代語訳と品詞分解
著作名: 走るメロス
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「若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る」/歌の意味と読み、現代語訳、単語、品詞分解

このテキストでは、万葉集に収録されている歌「若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る」の原文、わかりやすい現代語訳・口語訳、単語解説、そして品詞分解を記しています。

原文

若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る

現代語訳

若の浦に潮が満ちてくると干潟が無くなるので、葦の生えている岸辺に向かって、鶴が鳴きながら飛んで行くことよ。

単語

潟をなみ「Aを+形容詞語幹B+み=AがBなので」と訳す。このことから、「干潟がないので」となる


品詞分解

※名詞は省略しています。

若の浦
格助詞
満ち来れカ行変格活用・已然形
接続助詞
間接助詞
形容詞・ク活用・語幹の用法
原因理由を表す接尾語
葦辺
格助詞
さしサ行四段活用・連用形
接続助詞
鳴きカ行四段活用・連用形
渡るラ行四段活用・終止形



著者情報:走るメロスはこんな人

学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。

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