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山部赤人『若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る』現代語訳と品詞分解
著作名: 走るメロス
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はじめに

ここでは、万葉集で詠まれている「若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る」という歌について説明していきます。

原文

若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る

現代語訳

若の浦に潮が満ちてくると干潟が無くなるので、葦の生えている岸辺に向かって、鶴が鳴きながら飛んで行くことよ。

単語

潟をなみ「Aを+形容詞語幹B+み=AがBなので」と訳す。このことから、「干潟がないので」となる


品詞分解

※名詞は省略しています。

若の浦
格助詞
満ち来れカ行変格活用・已然形
接続助詞
間接助詞
形容詞・ク活用・語幹の用法
原因理由を表す接尾語
葦辺
格助詞
さしサ行四段活用・連用形
接続助詞
鳴きカ行四段活用・連用形
渡るラ行四段活用・終止形


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