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【源氏物語】目次と各巻ごとのあらすじまとめ |
著作名:
走るメロス
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源氏物語の目次とあらすじを巻ごとにわかりやすくまとめました
このテキストでは、源氏物語の目次と各章の簡単なあらすじを記しています。各章ごとの登場人物などさらに詳しい内容が知りたい場合は、リンク先のテキストを参照してください。
源氏物語とは
源氏物語は平安中期に成立した長編小説です。一条天皇中宮の藤原彰子に仕えた紫式部が作者とするのが通説です。
1.桐壺(きりつぼ)
■あらすじ
ある帝(桐壺帝)は、特別身分の高い出自ではない女性(桐壺更衣)に深い愛情を抱き、彼女との間に美しい皇子(光源氏)をもうけました。しかし桐壺更衣は、他の女房たちからの嫉妬や嫌がらせが重なったせいか…
つづき:源氏物語『桐壺』のあらすじを短くわかりやすく解説!
2.帚木(ははきぎ)
■あらすじ
光源氏が17歳の夏、ある五月雨の夜に、頭中将、左馬頭(さまのかみ)と藤式部丞(とうしきぶのじょう)の4人で、どのような女性が理想かについて話し合いました。
つづき:源氏物語『帚木』のあらすじを短くわかりやすく解説!
3.空蝉(うつせみ)
■あらすじ
光源氏は空蝉に会いたいと思い、弟の小君を通じて紀伊守の邸に訪れました。光源氏は空蝉が軒端荻(のきばのおぎ 空蝉の義理の娘)と碁を打っている様子をのぞき見します。決して美女ではないものの気品のある空蝉のことをますます魅力的に思うようになりました。
つづき:源氏物語『空蝉』のあらすじを短くわかりやすく解説!
4.夕顔(ゆうがお)
■あらすじ
光源氏は、病気の乳母を見舞った際に、隣家に咲く夕顔の花に心を奪われました。その夕顔の主人と手紙のやりとりをした光源氏は、一般人とは思えない才気とその優しさに魅了されます。
つづき:源氏物語『空蝉』のあらすじを短くわかりやすく解説!
5.若紫(わかむらさき)
■あらすじ
18歳の春。病気にかかり北山で治療を受けるた光源氏は、たまたま通りかかった家で、密かに恋仲にあった藤壺に似た少女(後の紫の上/当時は10歳ぐらい)を垣間見ました。この少女は藤壺の兄(兵部卿宮)の子で、母親が亡くなってからは、祖母の北山の尼君に育てられていました。
つづき:源氏物語『若紫』のあらすじを短くわかりやすく解説!
6.末摘花(すえつむはな)
■あらすじ
18歳~19歳の春。亡き常陸宮の姫君(後の末摘花)の噂を耳にした光源氏は、頭中将と競い合って末摘花と逢瀬を果たしました。末摘花の容貌は...
つづき:源氏物語『若紫』のあらすじを短くわかりやすく解説!
7.紅葉賀(もみじのが)
■あらすじ
紅葉賀とは、紅葉の季節に催す祝宴のことです。朱雀院の50歳の祝典準備で忙しい中、藤壺の懐妊が発覚しました。桐壺帝は待望の子に喜びますが、お腹の中の子は桐壺帝の子ではなく…
つづき:源氏物語『紅葉賀』のあらすじを短くわかりやすく解説!
8.花宴(はなのえん)
■あらすじ
光源氏が20歳の春。宮中で催された桜の宴で、光源氏は頭中将らと共に舞を披露しました。その帰りに藤壺に会いたいと思い周辺をうろうろしますが会うことはできませんでした。その代わりに…
つづき:源氏物語『花宴』のあらすじを短くわかりやすく解説!
9.葵(あおい)
■あらすじ
この章の主な登場人物は、光源氏の正室の葵の上と、愛人の六条御息所(ろくじょうみやすどころ)です。葵の上は、光源氏と結婚して10年ほど経ちましたが、浮気を繰り返す夫との関係は良好とは言えませんでした。しかし、自身の懐妊を機に光源氏の愛情を感じるようになっていました。一方、六条御息所は光源氏の最も早い時期からの愛人ですが、
つづき:源氏物語『葵』のあらすじを短くわかりやすく解説!
10.賢木(さかき)
■あらすじ
葵の上の死後、都にはいられないと悟った六条御息所は、娘の斎宮とともに伊勢へと下っていきました。しばらくして桐壺帝(光源氏の父)が崩御します。次の帝には朱雀帝(光源氏の兄)が即位したのですが…
つづき:源氏物語『賢木』のあらすじを短くわかりやすく解説!
11.花散里(はなちるさと)
■あらすじ
五月雨が降る頃、光源氏は麗景殿女御(れいけいでんのにょうご)が住む邸宅に向かいました。麗景殿女御は故桐壺帝の女御だった人物で、現在は光源氏がその生活を支えていました。
つづき:源氏物語『花散里』のあらすじを短くわかりやすく解説!
12.須磨(すま)
朧月夜との密会が発覚し窮地に陥った光源氏は、これ以上立場を悪くしないよう、自ら身を引いて須磨に移り住むことにしました。左大臣の一族や藤壺など身近な人たちに別れを告げ、後見する東宮(藤壺の息子)や女君(恋人)たちには手紙で別れの言葉を伝えました。一緒に行くことができない紫の上には…
つづき:源氏物語『須磨』のあらすじを短くわかりやすく解説!
13.明石(あかし)
■あらすじ
光源氏一行は、連日の嵐に悩まされます。都から紫の上の使いが訪れ、都も嵐に見舞われていることを知りました。嵐が鎮まるよう住吉の神に祈りますが、効果は表れず邸宅が落雷で火事に見舞われました。
嵐が鎮まったある夜、亡き父桐壺帝が夢の中に現れ…
つづき:源氏物語『明石』のあらすじを短くわかりやすく解説!
14.澪標(みおつくし)
■あらすじ
罪を許されて都に戻った光源氏は、はく奪された官位を取り戻し、さらには権大納言に昇進しました。(大納言は、太政大臣、内大臣に次ぐ官位)。患っていた目がよくなってきた朱雀帝は、東宮(故桐壺帝と藤壺の息子。本当の父親は光源氏)が元服を迎えたタイミングで退位し、東宮へと譲位することを決めました。
つづき:源氏物語『澪標』のあらすじを短くわかりやすく解説!
15.蓬生(よもぎう)
■あらすじ
久々に末摘花の登場です。光源氏の援助を受けてきた末摘花でしたが、彼が須磨に蟄居したことにより生活は困窮を極めていました。従者たちも次々と末摘花のもとを離れ、屋敷は荒廃しています。残った従者たちが、常陸宮(末摘花の父)の遺産を売って食い扶持をかせごうと提案するも、高貴な育ちである彼女のプライドがそれを許しません。光源氏に手紙を書く勇気もなく、ただただ光源氏が訪ねてくるのを気高く待ち続けているのでした。
つづき:源氏物語『蓬生』のあらすじを短くわかりやすく解説!
16.関屋(せきや)
■あらすじ
夫に従って常陸に下っていた空蝉が京都に戻ってくることになりました。石山寺に参詣していた光源氏は、逢坂関でその一行に遭遇します。空蝉のことを懐かしく思った光源氏は、かつて自身の元で面倒を見ていた空蝉の弟を一行の中から呼び出して、空蝉への手紙を託しました。かつてつれない態度を見せていた空蝉も、光源氏のことを懐かしく思い、手紙のやりとりが続きます。やがて...
つづき:源氏物語『蓬生』のあらすじを短くわかりやすく解説!
17.絵合(えあわせ)
■あらすじ
斎宮(六条御息所の娘)が冷泉帝に入内し、女御となりました。斎宮は梅壺という部屋に住んだので、梅壺や梅壺の御方などと呼ばれるようになります。年上の梅壺に最初はなじめなかった冷泉帝ですが、絵という共通の趣味を通して心を通わすようになります。これに危機感を覚えた権中納言(元・頭の中将)は...
つづき:源氏物語『絵合』のあらすじを短くわかりやすく解説!
18.松風(まつかぜ)
■あらすじ
女君たちを住まわせるために建築していた二条東院が完成し、光源氏は明石の君を東の対に迎えようと計画していました。しかし明石の君はなかなか上京してこずに...
つづき:源氏物語『松風』のあらすじを短くわかりやすく解説!
19.薄雲(うすぐも)
■あらすじ
明石の君は周りからの説得を受けて、娘を光源氏に託すことを決めました。光源氏は姫君を二条院に連れて行き、そこで盛大な袴着(女子成人式)を行いました。最初は不安げに泣いていた姫君も、次第に暮らしに慣れ、養育担当の紫の上になつくようになりました。翌年、光源氏の周りでは大切な人の死が相次ぎ…
つづき:源氏物語『薄雲』のあらすじを短くわかりやすく解説!
20.朝顔(あさがお)
■あらすじ
以前から思いを寄せていた朝顔に再度言い寄り始めた光源氏。宮中ではお似合いの2人だとうわさが立ちますが、正妻の紫の上はこれに不安を募らせるのでした。そんな不安を解消しようと過去の女性遍歴を話始めた光源氏ですが...
つづき:源氏物語『朝顔』のあらすじを短くわかりやすく解説!
21.少女(おとめ)
■あらすじ
光源氏と故・葵の上の息子の夕霧が12歳で元服しました。夕霧には、密かに恋仲にあった雲居の雁という少女がいました。しかし2人の恋仲は、互いの父親の権力争いに巻き込まれ引き裂かれてしまうことに...
つづき:源氏物語『少女』のあらすじを短くわかりやすく解説!
以下、順次更新予定。
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