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タグ 殿上闇討

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平家物語 祇園精舎 しかるを忠盛備前守(ただもりびぜんのかみ)たりし時、鳥羽院の御願、得長寿院を造進して、三十三間の御堂を建て、一千一体の御仏を据え奉る。供養は天承元年三月十三日なり。勧賞(け... (全て読む)
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平家物語 祇園精舎 其の上、忠盛の郎等、もとは一門たりし木工助平貞光が孫、進の三郎大夫家房が子、左兵衛尉家貞といふ者ありけり。薄青の狩衣(かりぎぬ)の下に、萌黄威の腹卷を着、弦袋つけたる太刀脇挟... (全て読む)
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平家物語 祇園精舎 忠盛御前の召しに舞われければ、人々拍子をかへて、 「伊勢平氏は酢甁(すがめ)なりけり」 とぞはやされける。この人々はかけまくもかたじけなく、柏原天皇の御末とは申しながら、中ご... (全て読む)
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平家物語 祇園精舎 五節には、 「白薄樣、こぜむじの紙、巻上の筆、鞆絵(ともえ)かいたる筆の軸」 なんど、さまざま面白きことをのみこそうたひ舞はるるに、中比(なかごろ)太宰権師季仲卿といふ人あり... (全て読む)
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平家物語 祇園精舎 案の如く五節果てにしかば、殿上人一同に申されけるは、 「夫雄劍(それいうけん)を帯して公宴に列し、兵杖を給て宮中を出入するは、皆是格式の礼を守る、綸命(りんめい)よしある先規... (全て読む)
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平家物語 祇園精舎 陳じ申けるは、 「まづ郞従小庭に祗候(じこう)の由、全く覚悟仕(つかまつら)ず。但し近日人々あひたくまるる旨、子細あるかの間、年来の家人、事を伝へ聞くかによつて、その恥を助け... (全て読む)

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