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18_80 内陸アジア世界の形成 / 遊牧民とオアシス民の活動

サマルカンドとは わかりやすい世界史用語418

著者名: ピアソラ
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サマルカンドとは

サマルカンドは、中央アジアで最も古い都市の一つとして知られており、その歴史は非常に豊かです。紀元前8世紀にはすでに人々が住んでいたとされ、シルクロードの要衝として栄え、ソグディアナの中心都市でした。この地は、ペルシャのアケメネス朝の時代にはソグディアナの首都であり、アレクサンダー大王によって紀元前329年に征服されました。その後、イラン系やトルコ系の支配者が交代し、1220年にはチンギス・ハンによってモンゴル帝国の一部となりました。

14世紀にはティムール帝国の首都となり、ティムール自身の霊廟であるグル・エミールや、ビービー・ハニム・モスクなど、多くの壮麗な建築物が建設されました。これらの建築は、サマルカンドがイスラム教学の中心地であり、ティムール朝の文化的な隆盛を象徴するものです。

サマルカンドは、その後もウズベク人によってに征服され、ブハラ・ハン国の一部となりました。18世紀には衰退し、一時期は無人となりましたが、19世紀にロシア帝国の一部となり、鉄道の中心地として再び経済的に回復しました。1924年から1936年にかけては、ウズベク・ソビエト社会主義共和国の首都となりました。
現在のサマルカンドは、中世の時代からの古い街と、19世紀のロシア征服後に建設された新しい区域から成り立っています。古い街は、11世紀の壁に囲まれ、6つの門から中心に向かって通りが伸びている計画がなされていました。これらの壁と門はロシアによる征服後に破壊されましたが、中世の計画は今もなお保存されています。古い街には、14世紀から20世紀にかけての中央アジア建築の最高傑作がいくつも残っており、その中にはティムールが首都とした時代の建物も含まれています。
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『世界史B 用語集』 山川出版社

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