はじめに
thatには代名詞としての役割の他に、
同格表現に使われるもの、
関係代名詞として使われるものがあります。
ここでは
同格のthatと
関係代名詞のthatについて比べてみましょう。
同格のthatと関係代名詞のthat
There is a story that he won the match.
彼が試合に勝ったという話があります。
that以降をみてみましょう。同格のthatを含む文章とは、A that Bという文章があったときにthatを挟んでA=Bである文章のことです。
この場合、「
story」=「
he won the match」ですね。
このようなときのthatは同格のthatであるといえます。
試しにthatを抜いて読んでみましょう。
There is a story (that) he won the match.
thatがなくても成り立つのが特徴です
There is a story that he wrote.
この場合はどうでしょう。「
story」=「
he wrote」でしょうか?
違いますね。he wrote は
storyにかかって、彼が書いた話という意味をなしますよね。
thatがwroteの目的語になっています。
つまり、このthatは同格のthatではなく目的格の関係代名詞であると言えます。