もてかしづく/もて傅く
このテキストでは、カ行四段活用の動詞「
もてかしづく/もて傅く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
※「もて」は接頭語。
カ行四段活用
未然形 | もてかしづか |
連用形 | もてかしづき |
終止形 | もてかしづく |
連体形 | もてかしづく |
已然形 | もてかしづけ |
命令形 | もてかしづけ |
■意味:他動詞
大切に世話をする、大切に育てる。
[出典]:
桐壷 源氏物語
「一の皇子は、右大臣の女御の御腹にて、寄せ重く、疑ひなき儲の君と、世に
もてかしづき聞こゆれど...」
[訳]:(帝の)第一の皇子は、右大臣の女御(弘徽殿女御)がお産みになった方で、後ろ盾がどっしりしており、疑いなく皇太子(となられる人)であると、世間でも
大切にお世話し申し上げていますが...