はじめに
ここでは、
否定形の疑問文に対する返事の仕方について説明をしてみたいと思います。例文でみてみましょう。
Are you tired? (疲れていますか?)
という例文があったとします。この文章に答えると以下のようになります。
Yes,I am. (はい、疲れています)
No,I am not. (いいえ、疲れていません)
この場合は大丈夫ですね。これが仮に次のような場合どうなるでしょうか。
Aren’t you tired? (あなたは疲れていないのですか)
このように否定形の質問だとどうでしょう。
日本語だと、疲れていなければ「はい、疲れていません」と答え、疲れていれば「いいえ、疲れています」と答えるのではないでしょうか?
ではこれを英語に訳してみましょう。
Yes, I am not tired. (はい、疲れていません)
No, I am tired. (いいえ、疲れています)
何かおかしくないでしょうか?
そうです。
Yes のあとにnotがつく否定の文章がついており、Noのあとに肯定の文章がついています。
日本語ならば意味は通じますが、英語においてこのように答えると、「疲れているの?それても疲れていないの?」と誤解を与えてしまいます。
ですので、否定形の文章に返事をする場合、次のように覚えて下さい。
『
否定形の文章では、日本語の便宜上Yesを「いいえ」と訳し、Noを「はい」と訳しているだけ。優先すべきは、Yes/Noではなく後ろの文章。』
先ほどの例でみてみましょう。
Aren’t you tired? (あなたは疲れていないのですか)
Yes,I am tired. (いいえ、疲れています)
No,I am not tired.(はい、疲れていません)
ここで言いたいのは、疲れているのか、それとも疲れていないのかということのはずです。
疲れているのなら疲れていると言ってしまいましょう!「
I am tired.」
疲れていなくても言ってしまいましょう!「
I am not tired.」
優先すべきはYes/Noではなく後ろの文章です。
後ろが「I am tired.」ならば肯定文ですので「Yes」と答えます。後ろが「I am not tired.」ならば否定の「No」で答えます。
優先すべきは、Yes/Noではなく後ろの文章
いかがでいしたでしょうか。
否定形の文章では、
日本語の便宜上Yesを「いいえ」と訳し、Noを「はい」と訳しているだけなのです。日本語訳に翻弄されないように気をつけてください。