to 不定詞
to+動詞の原形(
to 不定詞と言ったりもします)で、「~すること」や「~するため」のように、動詞とは違った働きをもつイディオムになります。
例えば次のような文章。
I want to play soccer. サッカーをしたい。
直訳すると、私はサッカーを
することを望んでいます。
May I have something to drink? 何か飲み物をいただけませんか?
直訳すると、何か飲む__ための__ものを頂いてもいいですか?
これらのように、to+動詞は「~することや」、「~するため」と訳され、
見た目は動詞なのですが、動詞以外の働きをします。
このto+動詞には、
名詞的用法、
形容詞的用法、
副詞的用法の3パターンがあります。
今回はその1、名詞的用法についてみていきましょう。
名詞的用法
名詞的用法として使われるto 不定詞は、「
~すること」と訳されます。
To play soccer is fun. サッカーをすることは楽しい
My dream is to be a baseball player. 私の夢は野球選手になることです。
見た目はto+動詞ですが、
動詞ではないので、同じ文章でbe動詞と一緒に使われても何も問題はありません。ここがポイントです。
to 不定詞の書き換え~よく試験にでるところ~
さて、「to 不定詞」でよく試験にでてくるのが、
意味は同じまま文章を書き換えなさいという問題です。
次の文章を、意味はそのままで、Itから始まる文章に書き換えなさい。
To play soccer is fun.
これは形式を覚えるしかありません。
例文のように、to 不定詞が主語になっている場合、形式主語といってItを仮の主語として、本来の主語の位置におき、to 不定詞を文末に置くよう書き換えることができるのです。
It is fun to play soccer.
ちょっと遠まわしですが、
「サッカーをするのは楽しいです」→「それが楽しいんです、サッカーをすることが。」
と倒置法で語るように変化させると覚えるのが覚えやすいかもしれませんね。
もう1題やってみましょう。
To watch movie is my hobby.
これはいかがでしょうか?
先ほどと同じ要領で解いていきます。
To 不定詞が主語になっていますので、Itを主語に書き換えることができます。
まずItを主語に持って行き、言いたいことを言ってしまいます。
ここでは「映画を観ることが趣味だ」という文章ですので、「それが趣味なんだ、映画をみることが」というように書き換えます。
It is my hobby to watch movie.
が正解です。
ここではto 不定詞の名詞的用法をみてきました。
正直、「名詞的用法」という名前なんて覚える必要はありません。大切なのは、言葉がどのように使われているかです。覚える箇所を間違えないように気をつけましょう。
次回は
不定詞の形容詞的用法についてみていきます。