2.何の理由で選挙をするのか
続いて何の理由で選挙をするのかの面で選挙をみてみます。次にあげるのは、任期が満了したから、議会が解散をしたから以外の理由です。
■再選挙(選挙のやり直しや当選人の不足を補う)
選挙が行われても、必要な数だけの当選人が決まらなかったり、投票日の後で当選人の死亡、当選の無効があったなどの場合で、しかも繰上当選などによっても当選人がなお不足する場合に行われる選挙です。一人でも不足する時に行われるものと、不足が一定数に達した時に行われるものがあります。
■補欠選挙(議員の不足を補う)
選挙の当選人が議員となった後に死亡や退職し、しかも繰上当選によっても議員の定数が不足する場合に行われる選挙です。再選挙との違いは、再選挙は選挙そのものをやりなおすのに対して補欠選挙は、当選した人はそのままで、足りない分だけ選挙を行うという点です。ただし、すでに議員であっても選挙違反などにより当選や選挙自体が無効となった場合は、再選挙となります。
※国の選挙の場合、原則として、補欠選挙は年2回、4月および10月の第4日曜日に行われます。
■増員選挙(議員の数を増やす)
議員の任期中に、議員の定数を増やして行われる地方公共団体の議会の議員の選挙です。