はじめに
太陽系に属する惑星は、
地球型惑星と
木星型惑星の2つに分類することができます。
分類を詳しく説明する前に、地球っぽい星、と木星っぽい星をイメージしてみてください。
いかがですか?何となくイメージができませんか?
地球型惑星
水星・
金星・
地球・
火星が地球型惑星に属します。
地球型惑星は、岩石や金属などの物質から構成されているのが特徴です。
「岩石や金属でできている」まさに地球そのものですね。
木星型惑星
一方で
木星・
土星・
天王星・
海王星が木星型惑星に属します。木星型惑星は、主成分はガスでできています。地球型惑星のように固い地表がなく、星を構成するガスがうずめいていると考えられています。
また、地球型惑星と比べて密度が小さく質量が大きい、土星のような環や多くの衛星を持つというのが特徴です。ちなみに木星には50個以上の衛星があります。
地球型は岩石や金属、木星型はガスから成る
地球型は密度が大きく質量小さい。木星型は密度が小さく質量大きい。
なぜ2種類の惑星があるのか
なぜ太陽系に2つの特徴を持った惑星が存在しているのかについては、未だ解明はされていません。
一節によると、地球型惑星は木星型惑星よりも太陽に近い距離に位置しています。太陽に近づけば近づくほど太陽の引力の影響を受けやすくなり、水素やヘリウムといった軽い気体は太陽に引っ張られていってしまいます。気体を引っ張られていった残りでできたのが岩石や金属物質からなる地球型惑星というわけです。太陽の引力の影響が小さい木星あたりから気体が多く存在しているのはその影響だからと言われています。