ビザンツの芸術
ビザンツ文化の中でも、芸術分野は特に名高いものです。
モザイク
モザイクとは、石や貝殻、ガラスなどの材料を細かくして、漆喰の壁にはめ込んだものです。ビザンツ帝国各地の教会内部を彩りました。
イコン
イコンは、キリストや聖者などの宗教的な肖像画のことを指します。
ビザンツ様式建築
ビザンツ様式の建築は、
ドーム(円屋根)とさまざまな
装飾をその特色としています。代表的なビザンツ様式の建築は、コンスタンティノープルの
ハギア=ソフィア聖堂、ラヴェンナの
サン=ヴィターレ聖堂、ヴェネツィアの
サン=マルコ聖堂などです。
(ハギア=ソフィア聖堂の断面図)
ビザンツ文化の歴史的意義
東西の要衝として、さまざまな文化を融合し成立したビザンツ文化は、独自の東ヨーロッパ文化圏を創りあげました。
その歴史的意義は、西ヨーロッパで失われた
ギリシアの古典文化を保存・継承したことにあります。
レオン3世による
聖像禁止令の影響で、一時モザイクやイコンなどの制作が途絶えますが、聖像崇拝が復活した後、再びさまざまな傑作が生み出されました。
ビザンツ文化は、対立するイスラム社会にも伝わり、その後のイタリアルネサンスにも多大な影響を与え、今日のヨーロッパ文化の下地となったと言われています。
おわりに
ビザンツ帝国は、さまざまな文化を吸収・融合させることで新しい文化を創りあげました。西ヨーロッパでは、長い間ビザンツ文化が羨望の対象であり、それはさまざまな地域に広く影響を与えました。