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1_80 現代文:ことば / 現代文:漢字/単語/熟語/ことわざ

『むしずがはしる』の語源

著者名: 春樹
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むしずが走る

むかむかするほど不快である、腹が立つ、イライラすることを”むしずがはしる”と言います。漢字では"虫唾が走る"もしくは"虫酸が走る"と書きます。そもそもこの"むしず"とは何なのでしょうか。
"むしず"ってなに?

”むしず”とは、食道をあがって口にでてきた胃液のことをさします。物を吐いてしまったあとに、口の中に酸っぱい感じが残ることがありますが、この酸っぱい感じが”虫酸”です。

つまり、”むしずがはしる”とは、胃液が逆流してきて口の中が酸っぱくなって気持ち悪いと思うのと同じぐらい、不快に感じる、腹が立つ、イライラするということなのです。
ですので、体の中にいる虫があばれて気持ちが悪いといった間違った覚え方をしないように気をつけておきましょう。

漢字で書くと、虫酸が走るですが、この類義語としては、

反吐が出る:吐き気を催すほど嫌悪感を抱くこと。
むかつく:腹が立つことや不快な気分になること。
不愉快:心地よくないことや気分が悪いこと。
これらの言葉は、「虫酸が走る」と同じように、不快感や嫌悪感を表現する言葉として使われます。しかし、ニュアンスや強さには違いがあるので、文脈に合わせて使い分ける必要があります。
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『広辞苑』 岩波書店

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