円高と円安
TVや新聞などで、「円高が進みすぎているので円安にしたい」なんて耳にすることがあるかもしれません。この円高と円安について説明していきましょう。
為替相場
まず円高・円安の話をすr前に、
為替相場について勉強しましょう。
アメリカと取引をするときに、円と米ドルの価値は異なるので、1ドルあたりいくらなのかを決める必要があります。1ドルあたり何円なのかを
為替相場(または
レート)と言います。
円高と円安
数年前なでは1ドルあたり100円の交換レートでしたが、2012年7月現在、1ドルあたり80円を下回るようになっています。(区切りよくここでは80円としましょう。)では
1ドル100円が1ドル80円になったので円安か、というとそうではありません。
1ドル100円で買えていたものが、1ドル80円で買えるようになったのです。みなさん、これはどう感じますか?「100円のものが80円に!?ラッキー」となりますよね?
つまり、
円の価値が強くなったということです。円の価値が強くなることを
円高と言います。逆に80円で買えたものが100円になってしまった。このように円の価値が弱くなってしまうことを
円安と言います。
円高ということは、海外のものが安く買えるようになるので、海外旅行に行きやすくなったり、輸入業がもうかるようになります。一方で海外から日本への旅行者は減り、輸出業は低迷してしまいます。