はじめに
ここでは、上場している株式会社の成り立ちについて説明しましょう。
起業
まず会社ができるには、創業者たちがお金を集めて、
資本金という形で会社に出資をして会社の基礎を作ります。
このとき創業者たちは、自分が出したお金の割合に応じて株式を受け取ります。
投資家に出資してもらう
事業がうまくいきだすと、自分たちのお金だけでは足りないから、誰かにお金を出してもらってもっと会社を大きくしようという流れになります。お金を出してくれるのは、
投資家と呼ばれる人たちです。お金を出してもらう代わりに、出資してもらった金額に応じて創業者のもっている株式を渡します。
上場
さらに会社がうまく回るようになると、証券市場に
上場をすることになります。ちなみに会社には信用度の各付けチェックがあり、信頼度が高くなければ上場することはできません。この「上場」という言葉の意味、みなさんはご存知ですか?
上場するとは、「証券取引所などで自分たちの会社の株式を自由に売買してもいいよ」というメッセージを発するのと同じことです。
誰もが自由に株式を買うことができるので、株式の購入代金として、会社にはたくさんのお金が入ってくることになります。この株式を持っている人たちのことを
株主と言います。そして株主が株式を購入してくれたお金で成り立っている会社のことを
株式会社といいます。
上場する前とした後とでは株式の価格が大きく異なってきますので、上場する前にお金を出資してくれた投資家たちは、上場したタイミングで株式を売ることで大きな利益を得ることができるというわけですね。