近似値の公式を使って次の問題を解いてみましょう。
sin29°の近似値を、小数点以下第3位まで求めてみましょう。ただし、π=3.14、√3=1.73とします。
三角比を考えるにあたって注意すべきこと
導関数を利用するときは、三角数の角は
弧度法を用いて表します。
弧度法とは、「
180°=π」として考える方法でしたね。
つまり
 = \sin \left( \frac{ \pi }{6} - \frac{ \pi }{180} \right) )
…①
(※180°=πなので30°=π/6となりますよね)
ここまできて、ようやくスタートです。
解
①において、π/180°は十分に小さいので近似値の公式を用います。
近似値の公式とは次のようなものでした。
f(a+h)≒f(a)+f'(a)h …②
②において、「
a=π/6」、「
h=-π/180」とおくと
≒

は30°のことを意味するので
設問の条件よりπ=3.14、√3=1.73なので