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古文単語「おもひよそふ/思ひ寄そふ」の意味・解説【ハ行下二段活用】 |
著作名:
走るメロス
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おもひよそふ/思ひ寄そふ
このテキストでは、ハ行下二段活用の動詞「おもひよそふ/思ひ寄そふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ハ行下二段活用
未然形 | おもひよそへ |
連用形 | おもひよそへ |
終止形 | おもひよそふ |
連体形 | おもひよそふる |
已然形 | おもひよそふれ |
命令形 | おもひよそへよ |
■意味:他動詞
他のものに見立てる、何かになぞらえて思う、連想する。
[出典]:名を聞くより 徒然草
「昔物語を聞きても、この比(ごろ)の人の家のそこほどにてぞありけんと覚え、人も、今見る人の中に思ひよそへらるるは、誰もかく覚ゆるにや。」
[訳]: 昔の物語を聞いても、(物語の舞台となった場所は)現在のあの人の家のそこらあたりであっただろうと思われ、(その物語に登場する)人も、現在見る人の中(の誰か)に自然となぞらえて思われるのは、(私ばかりではなく)誰もこのように思われるのであろうか。
「昔物語を聞きても、この比(ごろ)の人の家のそこほどにてぞありけんと覚え、人も、今見る人の中に思ひよそへらるるは、誰もかく覚ゆるにや。」
[訳]: 昔の物語を聞いても、(物語の舞台となった場所は)現在のあの人の家のそこらあたりであっただろうと思われ、(その物語に登場する)人も、現在見る人の中(の誰か)に自然となぞらえて思われるのは、(私ばかりではなく)誰もこのように思われるのであろうか。
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