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古文単語「ころもうつ/衣打つ」の意味・解説【連語】
著作名: 走るメロス
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「ころもうつ/衣打つ」の意味・活用・使用例【連語】

このテキストでは、古文単語「ころもうつ/衣打つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

成り立ち

名詞「衣」とタ行四段活用の動詞「うつ」が一語になったもの。「ころもうつ」を一単語とした場合の活用は以下のとおり。

タ行四段活用

未然形ころもうた
連用形ころもうち
終止形ころもうつ
連体形ころもうつ
已然形ころもうて
命令形ころもうて


意味:他動詞

つやを出したり柔らかくするため砧(きぬた)と呼ばれる木槌で衣服を打つこと。

[出典]百人一首 参議雅経
「み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり」

[訳]:吉野の山に秋風が吹き渡り夜も更けてきました。古都では寒々と衣を打つ(音が聞こえてくる)ことです。


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