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古文単語「ひごろ/日頃/日比」の意味・解説【名詞/副詞】
著作名: 走るメロス
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ひごろ/日頃/日比

このテキストでは、古文単語「ひごろ/日頃/日比」の意味、解説とその使用例を記している。

※「ひごろ」は
①名詞
②副詞
としての用法がある。

①名詞

意味1

数日の間、幾日か

[出典]小野の雪 伊勢物語
日ごろ経て、宮に帰り給うけり。」

[訳]何日か経って、御殿にお帰りになった。


意味2

普段、つねづね

[出典]花山院の出家 大鏡
「弘徽殿の女御の御文の、日ごろ破り残して御身も放たず御覧じけるを思し召し出でて...」

[訳]:弘徽殿の女御のお手紙で、普段破り捨てずに残して、肌身離さずご覧になっていたものをお思い出しになって...




②副詞

意味

(ある特定の日までの)
数日の間、何日か

[出典]:帚木 源氏物語
「今宵、日ごろの恨みは解けなむと思ひ給へしに」

[訳]:今夜は、数日の間の恨みもきっと解けるだろうと存じましたが...


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