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印章の発明 世界史用語65 |
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著作名:
ピアソラ
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印章とは
印章とは、紀元前5000年ころから紀元前4世紀まで、メソポタミアやその周辺地域で使用された小さな円筒形の石や金属の彫刻のことです。印章にはさまざまな図像や文字が刻まれており、粘土に転写することで、所有者の身分や権威を示したり、文書や容器を封印したりする目的で使われました。印章はまた、所有者の守護や幸運をもたらすお守りとしても機能しました。印章には、古代西アジアの文化や宗教、社会、政治、経済などの様々な側面を反映する豊富な情報が含まれており、現代の研究者にとって貴重な資料となっています。
印章の起源と発展
印章の起源は、紀元前7千年紀の中央や北部メソポタミアにあると考えられています。この時期には、印章はまだ円筒形ではなく、平らな面に図像が刻まれたスタンプ型でした。スタンプ型の印章は、粘土に押すことで、単純な幾何学模様や動物などの図像を残すことができました。スタンプ型の印章は、主に管理や交易のために使われたと考えられています。例えば、農産物や家畜などの財産を記録したり、所有者の印として使ったりしたのです。
紀元前5千年紀の後半になると、スタンプ型の印章に代わって、円筒形の印章が登場しました。円筒形の印章は、粘土に転がすことで、より長くて複雑な図像を残すことができました。円筒形の印章には、人間や神々、動物や植物、神話や儀式などの場面が描かれました。円筒形の印章は、スタンプ型の印章よりも個性的で芸術的な表現が可能になりました。また、印章には所有者の名前や称号、神への祈りなどの文字も刻まれるようになりました。文字は、紀元前4千年紀にメソポタミアで発明された楔形文字で書かれました。楔形文字は、粘土に楔状のくさびを押し付けることで、音節や単語を表すことができる文字体系です。
円筒形の印章は、紀元前4千年紀から紀元前1千年紀にかけて、メソポタミアの文明の発展とともに、さまざまなスタイルや素材で作られました。印章の素材には、石や金属のほかに、貝殻やガラス、陶器などが使われました。印章のスタイルには、ウルク期、アッカド期、ウル第三王朝期、バビロニア期、アッシリア期、新バビロニア期、アケメネス朝ペルシア期などがあります。これらのスタイルは、時代や地域によって異なる特徴を持ちます。例えば、ウルク期の印章には、人間や動物の顔が正面から描かれることが多く、アッカド期の印章には、神々や王の威厳ある姿が描かれることが多いです。
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