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3分でわかる伊勢物語「芥川」の内容とポイント
著作名: 走るメロス
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伊勢物語『芥川』

ここでは伊勢物語の一節『すける物思ひ』(昔、若き男、けしうはあらぬ女を思ひけり〜)の内容とポイントを記しています。



ポイント・要点

・ある男が、身分の高い女性を連れて逃げ出したのですが、雨宿りをしていた蔵で、女性は鬼に食べられて消えてしまいました。

・男性は嘆き悲しみますが、そこにある感情は「しっかりと女性を守るべきだった」や「女性を盗み出すべきではなかった」といったものではなく、「女性を失う悲しみにくれる前に死んでしまうべきだった」というもの。

内容

昔ある男性が、自分とは身分の釣り合わない女性をやっとのことで盗み出して、芥川のほとりまで連れ出しました。川のほとりに生えていた草の「露」を見た女性は「あれは何ですか?」と男性に尋ねます。「露」を知らないほど、女性は家の中で大切に育てられていたのです。

道中雷雨が激しくなってきたので、男性は女性を荒れ果てた蔵に避難させ、自分は戸口に立って番をしていました。ところが、早く夜があけてほしいと願う男性の気持ちとはうらはらに、鬼が現れて女性を一口で食べてしったのです。女性の悲鳴は雷雨で聞こえませんでした。夜が明けて女性がいないことに気がついた男性は、地団駄をして泣き悲しみ、

「(あの露は)真珠ですか、何ですか」と(あの人が)尋ねたときに、「(あれは)露だよ」と答えて、(その露が消えるように私も)死んでしまえばよかったのに。

と歌を詠んだのです。

連れ出された女性は、後に天皇家に嫁ぐような高貴な人でした。女性の美しさにひかれた男性は、女性を背負って盗み出したのですが、結局、女性の兄2人に引き止められ、女性を取り返されることとなりました。文中の「鬼」は、女性を取り返しに来た追手を例えていると考えられます。

詳しい現代語訳、解説と品詞分解

※現代語訳・口語訳とその解説はこちら
伊勢物語『芥川』の現代語訳と解説

※品詞分解はこちら
伊勢物語『芥川』の品詞分解(助動詞など)

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