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古文単語「おとなおとなし/大人大人し」の意味・解説【形容詞シク活用】
著作名: 走るメロス
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おとなおとなし/大人大人し

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形容詞・シク活用

未然形おとなおとなしくおとなおとなしから
連用形おとなおとなしくおとなおとなしかり
終止形おとなおとなし
連体形おとなおとなしきおとなおとなしかる
已然形おとなおとなしけれ
命令形おとなおとなしかれ


意味1

大人びている、いかにも大人らしい

[出典]:薄雲 源氏物語
「帝は、御年よりはこよなうおとなおとなしうねびさせたまひて...」

[訳]:(冷泉)天皇は、お年よりはこの上なく大人びて成人なさって...


意味2

年配で思慮分別がある、年配で中心的な立場の者である

[出典]車争ひ 源氏物語
おとなおとなしき御前の人びとは、「かくな。」など言へど、えとどめあへず。 」

[訳]思慮分別のある(葵の上の)御前の人々は、「このようなことはするな。」と言いますが、とても制止することができません。


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