|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
万葉集「梅の花手折りかざして遊べども飽き足らぬ日は今日にしありけり」の現代語訳と解説 |
著作名:
走るメロス
4,893 views |
はじめに
このテキストでは、万葉集の第5巻に収録されている「梅の花手折りかざして遊べども飽き足らぬ日は今日にしありけり」(八三五)の現代語訳・口語訳とその解説を記しています。この和歌は、平成の次の元号である「令和」(2019年5月1日〜)の由来となった万葉集『梅花の歌三十二首并せて序』に収録された32首のうちのひとつです。
原文
梅の花 手折りかざして 遊べども 飽き足らぬ日は 今日にしありけり
ひらがなでの読み方
うめのはな たをりかざしてあそべども あきだらぬひは けふにしありけり
現代語訳
梅の花の枝を手で折り取って(頭に)挿して遊んでも遊び足りない日とは今日のことですよ
解説
陰陽師礒氏法麻呂(=作者未詳)作の歌です。大伴旅人主催の梅花の宴にて詠まれた32首のひとつです。梅花の宴とは文字通り梅の花を題材とした歌を詠む会で、当時太宰府の長官であった大伴旅人を中心に開催されました。そのときに詠まれた32首にはすべて梅の花が含まれています。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
源氏物語『花宴』のあらすじを短くわかりやすく解説!
>
枕草子『ふと心劣りとかするものは』の現代語訳と解説
>
土佐日記『阿倍仲麻呂・阿部仲麻呂の歌』(十九日。日あしければ船いださず〜)わかりやすい現代語訳と解説
>
大鏡『肝だめし・道長の豪胆(さるべき人は、とうより〜)』のわかりやすい現代語訳と解説
>
源氏物語「車争ひ」(日たけゆきて、儀式もさざとならぬ〜)のわかりやすい現代語訳と解説
>