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万葉集「人ごとに折りかざしつつ遊べどもいやめづらし 梅の花かも」の現代語訳と解説 |
著作名:
走るメロス
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はじめに
このテキストでは、万葉集の第5巻に収録されている「人ごとに折りかざしつつ遊べどもいやめづらし 梅の花かも」(八二八)の現代語訳・口語訳とその解説を記しています。この和歌は、平成の次の元号である「令和」(2019年5月1日〜)の由来となった万葉集『梅花の歌三十二首并せて序』に収録された32首のうちのひとつです。
原文
人ごとに 折りかざしつつ 遊べども (※1)いやめづらしき 梅の花かも
ひらがなでの読み方
ひとごとに をりかざしつつ あそべども いやめづらしき うめのはなかも
現代語訳
人はそれぞれ(花を)折って髪飾りにして楽しんでいますが、ますます目新しい梅の花なことですよ
解説
大判事丹氏麻呂(=作者不明)の歌です。大伴旅人主催の梅花の宴にて詠まれた32首のひとつです。梅花の宴とは文字通り梅の花を題材とした歌を詠む会で、当時太宰府の長官であった大伴旅人を中心に開催されました。そのときに詠まれた32首にはすべて梅の花が含まれています。
単語・文法解説
(※1)いや | 副詞。ここでは「ますます」と訳す |
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