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古文単語「ことざま/事様」の意味・解説【名詞】
著作名: 走るメロス
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「ことざま/事様」の意味・活用・使用例【名詞】

このテキストでは、古文単語「ことざま/事様」の意味、解説とその使用例を記している。

「ことざま」には
①事様
②異様
などの用法があるが、ここでは「①事様」を扱う。
名詞

意味1

物事の様子、ありさま

[出典]九月二十日のころ 徒然草
「よきほどにて出で給ひぬれど、なほ、事ざまの優におぼえて、物の隠れよりしばし見ゐたるに...」

[訳]:(あるお方は)程よくして(この家から)お出になりましたが、やはり、(私はこの家に住んでいる方の)有様が優雅に思われて、物陰からしばらくの間見ていると...


意味2

人柄、心の様子

[出典]家居のつきづきしく 徒然草
「おほかたは、家居にこそ、ことざまは推しはからるれ。 」

[訳]:たいていの場合には、住まいによって、(その家に住む人の)人柄は自然と推察されます。


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