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古文単語「みつく/見付く」の意味・解説【カ行四段活用/カ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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みつく/見付く

このテキストでは、古文単語「みつく/見付く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「みつく」には次の2通りの用法がある。
①カ行四段活用
②カ行下二段活用
①カ行四段活用

未然形みつか
連用形みつき
終止形みつく
連体形みつく
已然形みつけ
命令形みつけ


意味:自動詞

見慣れる、見てなじむ

[出典]:紅葉賀 源氏物語
「幼き人は、見付いたまふままに、いとよき心ざま容貌にて...」

[訳]:幼い人(紫の上)は、(光源氏に)なじみなさるにつれ、たいそうよい性格と容姿で...

※「見付い」は「見付く」の連用形「見付き」のイ音便。




②カ行下二段活用

未然形みつけ
連用形みつけ
終止形みつく
連体形みつくる
已然形みつくれ
命令形みつけよ


意味:他動詞

見つける、発見する

[出典]若紫・北山の垣間見 源氏物語
「いづ方へかまかりぬる。いとをかしう、やうやうなりつるものを。鳥などもこそ見つくれ。」

[訳]:どこへ行ってしまったのでしょう。とても可愛らしくだんだんなっていましたのに。烏などが見つけたら(大変です)。


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