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万葉集「梅の花咲きたる園の青柳をかづらにしつつ遊び暮らさな」の現代語訳と解説 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、万葉集の第5巻に収録されている「梅の花咲きたる園の青柳をかづらにしつつ遊び暮らさな」(八二五)の現代語訳・口語訳とその解説を記しています。この和歌は、平成の次の元号である「令和」(2019年5月1日〜)の由来となった万葉集『梅花の歌三十二首并せて序』に収録された32首のうちのひとつです。
梅の花 咲きたる(※1)園の 青柳を (※2)かづらにしつつ 遊び暮らさ(※3)な
うめのはな さきたるそのの あをやぎを かづらにしつつ あそびくらさな
梅の花が咲いている庭園の青柳を、髪飾りにしながら遊び暮らしましょうよ
少監土氏百村(=土師宿祢百村)の歌です。大伴旅人主催の梅花の宴にて詠まれた32首のひとつです。梅花の宴とは文字通り梅の花を題材とした歌を詠む会で、当時太宰府の長官であった大伴旅人を中心に開催されました。そのときに詠まれた32首にはすべて梅の花が含まれています。
(※1)園 | 梅花の宴で集まった大伴旅人宅の庭 |
(※2)かづら | 植物を髪に巻きつけて飾りとしたもの |
(※3)な | 勧誘「さあ〜しようよ」を表す終助詞 |
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