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古文単語「まかりいづ/罷り出づ」の意味・解説【ダ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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まかりいづ/罷り出づ

このテキストでは、ダ行下二段活用「まかりいづ/罷り出づ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ダ行下二段活用

未然形まかりいで
連用形まかりいで
終止形まかりいづ
連体形まかりいづる
已然形まかりいづれ
命令形まかりいでよ


意味1:自動詞

(「出づ」の謙譲語で)
退出する

[出典]花山院の出家 大鏡
まかり出でて、大臣にも、変はらぬ姿、いま一度見え、かくと案内申して、必ず参り侍らむ。」

[訳]退出して、(父である)大臣にも、(出家前の)変わらない(自分の)姿を、もう一度見せて、かれこれと(天皇と一緒に出家する)事情を申し上げて、必ず(戻って)参りましょう。


意味2:自動詞

参上する

[出典]:西鶴諸国ばなし
「常の礼儀すぎてから、亭主まかりいでて...」

[訳]:普段の挨拶がすんでから、亭主が参上して...


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