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古文単語「おそろし/恐ろし」の意味・解説【形容詞シク活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、シク活用の形容詞「おそろし/恐ろし」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
未然形 | おそろしく | おそろしから |
連用形 | おそろしく | おそろしかり |
終止形 | おそろし | ◯ |
連体形 | おそろしき | おそろしかる |
已然形 | おそろしけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | おそろしかれ |
恐い、身に危険を感じる、恐ろしい。
[出典]:大鏡
「人々、物語申しなどし給うて、昔恐ろしかりけることどもなどに申しなり給へるに...」
[訳]:人々がとりとめのない話を(帝に)申し上げなさって、(その話題が)昔恐ろしかったことなどを申し上げなったときに...
「人々、物語申しなどし給うて、昔恐ろしかりけることどもなどに申しなり給へるに...」
[訳]:人々がとりとめのない話を(帝に)申し上げなさって、(その話題が)昔恐ろしかったことなどを申し上げなったときに...
驚くべきだ、たいしたものだ。
[出典]:平家物語
「あな恐ろし。入道のあれほど怒りたまへるにちっとも恐れず、返事うちして立たることよ。」
[訳]:ああ、たいしたものだ。入道があんなにも怒っていらっしゃるのにもかかわらず少しも恐れずに、返事をして立っていらっしゃることよ。
「あな恐ろし。入道のあれほど怒りたまへるにちっとも恐れず、返事うちして立たることよ。」
[訳]:ああ、たいしたものだ。入道があんなにも怒っていらっしゃるのにもかかわらず少しも恐れずに、返事をして立っていらっしゃることよ。
「恐ろしう」は「おそろし」の連用形「おそろしく」のウ音便。
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