|
|
|
更新日時:
|
|
![]() |
古文単語「しかしながら/然しながら」の意味・解説【副詞/接続詞】 |
著作名:
走るメロス
3,564 views |
しかしながら/然しながら
「しかしながら/然しながら」には、
①副詞
②接続詞
の用法がある。
①副詞
■意味1
そのまますっかり、すべて、いっさい。
[出典]:忠度の都落ち 平家物語
「この二、三年は、京都の騒ぎ、国々の乱れ、しかしながら当家の身の上のことに候ふ間...」
[訳]:ここ二、三年は、京都での騒ぎや、国々の乱れ、すべて当家(平家)の身の上のことでございますので...
「この二、三年は、京都の騒ぎ、国々の乱れ、しかしながら当家の身の上のことに候ふ間...」
[訳]:ここ二、三年は、京都での騒ぎや、国々の乱れ、すべて当家(平家)の身の上のことでございますので...
■意味2
結局、要するに、つまり。
[出典]:宇治拾遺物語
「人のために恨みを残すは、しかしながらわが身のためにてこそありけれ。」
[訳]:人のために恨みを残すのは、結局自身に返ってくるのでした。
「人のために恨みを残すは、しかしながらわが身のためにてこそありけれ。」
[訳]:人のために恨みを残すのは、結局自身に返ってくるのでした。
②接続詞
■意味1
しかし、そうではあるが。
現代語の「しかし」と同じような逆説的な意味となるのは、江戸時代以後である。
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
古文単語「おもひあがる/思ひ上がる」の意味・解説【ラ行四段活用】
>
古文単語「すむ/住む/棲む」の意味・解説【マ行四段活用】
>
古文単語「たのむ/頼む」の意味・解説【マ行四段活用/マ行下二段活用】
>
古文単語「をりしも/折りしも」の意味・解説【副詞】
>
古文単語「すかす/賺す」の意味・解説【サ行四段活用】
>
最近見たテキスト
古文単語「しかしながら/然しながら」の意味・解説【副詞/接続詞】
10分前以内
|
>
|
デイリーランキング