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古文単語「おりゐる/下り居る」の意味・解説【ワ行上一段活用】
著作名: 走るメロス
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おりゐる/下り居る

このテキストでは、ワ行上一段活用の動詞「おりゐる/下り居る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ワ行上一段活用

未然形おりゐ
連用形おりゐ
終止形おりゐる
連体形おりゐる
已然形おりゐれ
命令形おりゐよ


意味1:自動詞

(高いところや乗り物から)
下りて座る

[出典]渚の院 伊勢物語
「その木のもとに下りゐて、枝を折りてかざしにさして...」

[訳]:その木の下に(馬から)下りて座り、(桜の)枝を折って髪飾りとして挿して...


意味2:自動詞

退位する

[出典]:若菜下 源氏物語
「日ごろいと重く悩ませたまふことありて、にはかに下り居させたまひぬ。」

[訳]:数日の間たいそう重くお病みになることがあって、急に退位なさってしまいました。


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