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古文単語「まいて/況いて」の意味・解説【副詞】
著作名: 走るメロス
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まいて/況いて

このテキストでは、古文単語「まいて/況いて」の意味、解説とその使用例を記している。

成り立ち

※副詞「まして」のイ音便。
副詞

意味1

いっそう、なおさら、もっと

[出典]:蜻蛉日記 藤原道綱母
「とまる人、はたまいて言ふかたなく悲しきに...」

[訳]:残る人は、さらにいっそうどうしようもなく切なく悲しいので...


意味2

言うまでもなく、いわんや

[出典]春はあけぼの 枕草子
まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。」

[訳]言うまでもなく雁などが隊列を組んで飛んでいるのが、(遠くに)大変小さく見えるのは、とても趣があって良い。


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