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古文単語「おしひしぐ/押し拉ぐ」の意味・解説【ガ行四段活用】 |
著作名:
走るメロス
12,484 views |
おしひしぐ/押し拉ぐ
このテキストでは、ガ行四段活用の動詞「おしひしぐ/押し拉ぐ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ガ行四段活用
未然形 | おしひしが |
連用形 | おしひしぎ |
終止形 | おしひしぐ |
連体形 | おしひしぐ |
已然形 | おしひしげ |
命令形 | おしひしげ |
■意味1:他動詞
押しつぶす。
[出典]:五月ばかりなどに 枕草子
「蓬の、車に押しひしがれたりけるが、輪の回りたるに、近ううちかかりたるもをかし。」
[訳]:蓮で、牛車に押しつぶされたものが、(牛車の)車輪がまわるにつれて、(窓の)近くに(あがってきて)掛かるのは趣があってよい。
「蓬の、車に押しひしがれたりけるが、輪の回りたるに、近ううちかかりたるもをかし。」
[訳]:蓮で、牛車に押しつぶされたものが、(牛車の)車輪がまわるにつれて、(窓の)近くに(あがってきて)掛かるのは趣があってよい。
■意味2:他動詞
押さえつける。
[出典]:宮に初めて参りたるころ 枕草子
「大かた『心づきなし』とおぼゆれば、さるをりも、おしひしぎつつあるものを、まいていみじ。憎し。」
[訳]:(くしゃみは)だいたいにおいて「気に入らない」と思うので、(自分がくしゃみがでそうな)そのような場合も、押さえつけているのに、まして(私の発言にあわせたかのように誰かがくしゃみをしたのは)ひどい。しゃくに障る。
「大かた『心づきなし』とおぼゆれば、さるをりも、おしひしぎつつあるものを、まいていみじ。憎し。」
[訳]:(くしゃみは)だいたいにおいて「気に入らない」と思うので、(自分がくしゃみがでそうな)そのような場合も、押さえつけているのに、まして(私の発言にあわせたかのように誰かがくしゃみをしたのは)ひどい。しゃくに障る。
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