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古文単語「よる/寄る」の意味・解説【ラ行四段活用】 |
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著作名:
走るメロス
52,928 views |
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「よる/寄る」の意味・活用・使用例【ラ行四段活用】
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「よる/寄る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
「よる」には
①寄る
②由る/因る/依る
③縒る/撚る
などがあるが、ここでは「①寄る」を扱う。
ラ行四段活用
| 未然形 | よら |
| 連用形 | より |
| 終止形 | よる |
| 連体形 | よる |
| 已然形 | よれ |
| 命令形 | よれ |
■意味1:自動詞
近づく、近寄る。
■意味2:自動詞
集まる、寄り合う。
[出典]:万葉集
「卯の花を腐す長雨の水はなによる木つみなすよらむ児もがも」
[訳]:卯の花を腐らせる長雨の流れる水の先頭に寄り集まる木屑のように、(私のところに)寄り集まってくる子供があればなあ
「卯の花を腐す長雨の水はなによる木つみなすよらむ児もがも」
[訳]:卯の花を腐らせる長雨の流れる水の先頭に寄り集まる木屑のように、(私のところに)寄り集まってくる子供があればなあ
■意味3:自動詞
立ち寄る、訪れる。
■意味4:自動詞
好意を寄せる、ひきつけられる、心が傾く。
■意味5:自動詞
寄りかかる、もたれかかる。
[出典]:帚木 源氏物語
「『あなかま』とて、脇息に寄りおはす...」
[訳]:「静かに」といって、脇息によりかかっていらっしゃる...
「『あなかま』とて、脇息に寄りおはす...」
[訳]:「静かに」といって、脇息によりかかっていらっしゃる...
■意味6:自動詞
頼りにする、頼る。
[出典]:古今和歌集
「伊勢の海人も舟流したる心地して寄らむ方なく悲しきに...」
[訳]:伊勢の漁師も舟を流してしまった気持ちがして、頼りにするところもなく悲しくて...
「伊勢の海人も舟流したる心地して寄らむ方なく悲しきに...」
[訳]:伊勢の漁師も舟を流してしまった気持ちがして、頼りにするところもなく悲しくて...
■意味7:自動詞
寄付される、寄進される。
[出典]:宇治拾遺物語
「かかる所に、庄など寄りぬれば...」
[訳]:このような所に、荘園など寄進されてしまうと...
「かかる所に、庄など寄りぬれば...」
[訳]:このような所に、荘園など寄進されてしまうと...
■意味8:自動詞
多くなる、積もり重なる。
[出典]:源氏揃 平家物語
「入道も年こそ寄ってさうらふとも...」
[訳]:入道も年齢こそ積み重なっておりますが...
「入道も年こそ寄ってさうらふとも...」
[訳]:入道も年齢こそ積み重なっておりますが...
■意味9:自動詞
(物怪や霊などが)
取り憑く、乗り移る。
[出典]:今昔物語
「その女、寄りたるにやとぞ...」
[訳]:その女が、取り憑いたのではないかと...
「その女、寄りたるにやとぞ...」
[訳]:その女が、取り憑いたのではないかと...
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