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古文単語「さるに/然るに」の意味・解説【接続詞】 |
著作名:
走るメロス
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さるに/然るに
このテキストでは、古文単語「さるに/然るに」の意味、解説とその使用例を記している。
成り立ち
ラ行変格活用「さり」の連体形「さる」と接続助詞「に」が一語になったもの。
接続詞
■意味
そうしたところ、すると、ところが、それなのに。
[出典]:さらぬ別れ 伊勢物語
「ひとつ子にさへありければ、いとかなしうし給ひけり。さるに、しはすばかりに、とみの事とて御ふみあり。おどろきて見れば、歌あり。」
[訳]:(その男は)一人っ子であったので、(母親は)たいそう(男のことを)おかわいがりなされていました。すると、12月ごろに、急用の事といって(母親から男のもとに)お手紙がありました。(男は)びっくりして(手紙を)見ると、(手紙には)歌が(書いて)あります。
「ひとつ子にさへありければ、いとかなしうし給ひけり。さるに、しはすばかりに、とみの事とて御ふみあり。おどろきて見れば、歌あり。」
[訳]:(その男は)一人っ子であったので、(母親は)たいそう(男のことを)おかわいがりなされていました。すると、12月ごろに、急用の事といって(母親から男のもとに)お手紙がありました。(男は)びっくりして(手紙を)見ると、(手紙には)歌が(書いて)あります。
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