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古文単語「にぶし/鈍し」の意味・解説【形容詞ク活用】
著作名: 走るメロス
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にぶし/鈍し

このテキストでは、ク活用の形容詞「にぶし/鈍し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

形容詞・ク活用

未然形にぶくにぶから
連用形にぶくにぶかり
終止形にぶし
連体形にぶきにぶかる
已然形にぶけれ
命令形にぶかれ


意味1

切れ味が悪い、鋭利ではない

[出典]:徒然草
「よき細工は、少し鈍き刀をつかふといふ。」

[訳]:すぐれた細工しは、少し切れ味が悪い刀を使うという。


意味2

動作がのろい、勘が悪い、鈍感だ

[出典]城陸奥守泰盛は 徒然草
「これは鈍くして、過ちあるべし。」

[訳]:これは鈍感で、間違いがあるに違いない。


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