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古文単語「またなし/又無し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
17,003 views |
またなし/又無し
このテキストでは、ク活用の形容詞「またなし/又無し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | またなく | またなから |
連用形 | またなく | またなかり |
終止形 | またなし | ◯ |
連体形 | またなき | またなかる |
已然形 | またなけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | またなかれ |
■意味1
またとない、類ない、二つとない。
[出典]:花は盛りに 徒然草
「望月の隈なきを千里の外まで眺めたるよりも、暁近くなりて待ち出でたるが、いと心深う、青みたるやうにて、深き山の杉の梢に見えたる、木の間の影、うちしぐれたるむら雲隠れのほど、またなくあはれなり。」
[訳]:満月で曇りのなく照っているものを(はるか遠く)千里まで眺めているよりも、明け方近くになって出てくるのを待っていた(月)のが、とても風情があって、青みがかっているようで、山奥の杉の梢に見えている、木の間(からもれる)の月の光や、時雨がさっと降るむら雲に隠れている(月の)様子が、またとなく趣がある。
「望月の隈なきを千里の外まで眺めたるよりも、暁近くなりて待ち出でたるが、いと心深う、青みたるやうにて、深き山の杉の梢に見えたる、木の間の影、うちしぐれたるむら雲隠れのほど、またなくあはれなり。」
[訳]:満月で曇りのなく照っているものを(はるか遠く)千里まで眺めているよりも、明け方近くになって出てくるのを待っていた(月)のが、とても風情があって、青みがかっているようで、山奥の杉の梢に見えている、木の間(からもれる)の月の光や、時雨がさっと降るむら雲に隠れている(月の)様子が、またとなく趣がある。
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