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古文単語「あをむ/青む」の意味・解説【マ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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あをむ/青む

このテキストでは、マ行四段活用の動詞「あをむ/青む」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

マ行四段活用

未然形あをま
連用形あをみ
終止形あをむ
連体形あをむ
已然形あをめ
命令形あをめ


意味1:自動詞

(草木や月などが)
青々とする、青くなる、青ばむ

[出典]花は盛りに 徒然草
「望月の隈なきを千里の外まで眺めたるよりも、暁近くなりて待ち出でたるが、いと心深う、青みたるやうにて...」

[訳]:満月で曇りのなく照っているものを(はるか遠く)千里まで眺めているよりも、明け方近くになって出てくるのを待っていた(月)のが、とても風情があって、青みがかっているようで...


意味2:自動詞

(顔色が)
青ざめる

[出典]:若菜下 源氏物語
「げに、いといたく痩せ痩せに、青みて...」

[訳]:本当に、たいそう痩せに痩せて、(顔色が)青ざめて...


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