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古文単語「かさぬ/重ぬ」の意味・解説【ナ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
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かさぬ/重ぬ

このテキストでは、ナ行下二段活用の動詞「かさぬ/重ぬ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ナ行下二段活用

未然形かさね
連用形かさね
終止形かさぬ
連体形かさぬる
已然形かさぬれ
命令形かさねよ


意味1:他動詞

積み重ねる、重ねる、加える、月日を過ごす

[出典]:明石 源氏物語
「さりとても、かくてやは年を重ねむ。」

[訳]:そうはいっても、このまま(ここで)年を重ねるのだろうか、いやそうではあるまい。


意味2:他動詞

同じ動作を繰り返す

[出典]:落窪物語
「『とくまかれ』と重ねて宣旨下りければ...」

[訳]:「早く赴任しなさい」と繰り返し宣旨がおりたので...


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