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古文単語「おそふ/圧ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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おそふ/圧ふ

このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「おそふ/圧ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

「おそふ」には
襲ふ
②圧ふ
の用法があるが、ここでは「②圧ふ」を扱う。ただし「圧ふ」の用法であっても「襲ふ」と表記する場合もある。
ハ行四段活用

未然形おそは
連用形おそひ
終止形おそふ
連体形おそふ
已然形おそへ
命令形おそへ


意味:他動詞

押さえつける、のしかかる、圧迫する

[出典]:暁月夜 土佐日記
「棹は穿つ波の上の月を、船はおそふ海のうちの空を」

[訳]:棹は突き刺す、波の上に浮かんだ月を。船はのしかかる、海の中にうつる空に。


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