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蜻蛉日記原文全集「今年いたうあるるとなくて」 |
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著作名:
古典愛好家
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蜻蛉日記
今年いたうあるるとなくて
今年いたうあるるとなくて、はだら雪ふたたび許(ばかり)ぞふりつる。助のついたちのものども、また白馬(あをむま)にものすべきなどものしつるほどに、暮れはつる日にはなりにけり。明日の物、をりまかせつつ、人にまかせなどしておもへば、かうながらへ、今日(けふ)になりにけるもあさましう、御魂など見るにも、例のつきせぬことにおぼほれてぞはてにける。京のはてなれば、夜いたうふけてぞたたき来(く)なる。
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