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古文単語「しめやかなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】
著作名: 走るメロス
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しめやかなり

このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「しめやかなり」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

形容動詞・ナリ活用

未然形しめやかなら
連用形しめやかなりしめやかに
終止形しめやかなり
連体形しめやかなる
已然形しめやかなれ
命令形しめやかなれ


意味1

物静かでしっとりとした様子

[出典]九月二十日のころ 徒然草
「わざとならぬ匂ひ、しめやかにうち薫りて...」

[訳]:(客が来たからといって普段はしないような、わざとたいたお香の香ではなく、常ひごろ自然と炊いているであろう)ことさらではない(お香の)匂いがしっとりとただよって...


意味2

しみじみとしている、しんみりとしている

[出典]:同じ心ならん人と 徒然草
「同じ心ならん人と、しめやかに物語りして...」

[訳]:同じ心を持った人と、しみじみと話をして...


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