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古文単語「こころうし/心憂し」の意味・解説【形容詞ク活用】 |
著作名:
走るメロス
21,762 views |
こころうし/心憂し
このテキストでは、ク活用の形容詞「こころうし/心憂し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | こころうく | こころうから |
連用形 | こころうく | こころうかり |
終止形 | こころうし | ◯ |
連体形 | こころうき | こころうかる |
已然形 | こころうけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | こころうかれ |
■意味1
つらく思われる、情けない、悲しい。
[出典]:若紫・北山の垣間見 源氏物語
「おのがかく今日明日におぼゆる命をば、何とも思したらで、雀慕ひ給ふほどよ。罪得ることぞと、常に聞こゆるを、心憂く。」
[訳]:私がこのように今日明日かと思われる命ですのに、なんともお思いにならないで、雀を追いかけていらっしゃることです。(生き物をとらえることは)罪を受けることだと、いつも申し上げているのに、情けない。
「おのがかく今日明日におぼゆる命をば、何とも思したらで、雀慕ひ給ふほどよ。罪得ることぞと、常に聞こゆるを、心憂く。」
[訳]:私がこのように今日明日かと思われる命ですのに、なんともお思いにならないで、雀を追いかけていらっしゃることです。(生き物をとらえることは)罪を受けることだと、いつも申し上げているのに、情けない。
■意味2
不愉快だ、嫌な感じだ、遺憾だ。
[出典]:職の御曹司の西面の 枕草子
「なほ顔いとにくげならむ人は、心憂し。」
[訳]:やはり顔がとても醜い人は、嫌な感じである。
「なほ顔いとにくげならむ人は、心憂し。」
[訳]:やはり顔がとても醜い人は、嫌な感じである。
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