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古文単語「にる/似る」の意味・解説【ナ行上一段活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、ナ行上一段活用の動詞「にる/似る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
※ナ行上一段活用となるのは、「にる」とその複合語のみである。
未然形 | に |
連用形 | に |
終止形 | にる |
連体形 | にる |
已然形 | にれ |
命令形 | によ |
(形や性質が)
似ている、同じように見える。
[出典]:若紫・北山の垣間見 源氏物語
「走り来たる女子、あまた見えつる子どもに似るべうもあらず、いみじく生ひ先見えてうつくしげなる容貌なり。」
[訳]:走って来た女の子は、多く見えた(他の)子どもたちとは似ているはずもなく、たいそう成長後(の美しい姿)が想像できていかにも可愛らしい感じの容貌です。
「走り来たる女子、あまた見えつる子どもに似るべうもあらず、いみじく生ひ先見えてうつくしげなる容貌なり。」
[訳]:走って来た女の子は、多く見えた(他の)子どもたちとは似ているはずもなく、たいそう成長後(の美しい姿)が想像できていかにも可愛らしい感じの容貌です。
つり合う、似合う。
[出典]:玉鬘 源氏物語
「着たる物のさまに似ぬは、ひがひがしくもありかし。」
[訳]:着ているものが(着ている人の)有様に似合わないことは、見苦しいことです。
「着たる物のさまに似ぬは、ひがひがしくもありかし。」
[訳]:着ているものが(着ている人の)有様に似合わないことは、見苦しいことです。
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