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古文単語「たちいづ/立ち出づ」の意味・解説【ダ行下二段活用】 |
著作名:
走るメロス
11,684 views |
たちいづ/立ち出づ
このテキストでは、ダ行下二段活用の動詞「たちいづ/立ち出づ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ダ行下二段活用
未然形 | たちいで |
連用形 | たちいで |
終止形 | たちいづ |
連体形 | たちいづる |
已然形 | たちいづれ |
命令形 | たちいでよ |
■意味1:自動詞
立って出て行く、立ち去る。
[出典]:帚木 源氏物語
「ただ『うけたまはりぬ。』とて、立ち出ではべるに...」
[訳]:ただ「お引き受け申し上げました。」といって、立ち去りますと...
「ただ『うけたまはりぬ。』とて、立ち出ではべるに...」
[訳]:ただ「お引き受け申し上げました。」といって、立ち去りますと...
■意味2:自動詞
(その場に)出てくる、立ってやってくる。
[出典]:若紫・北山の垣間見 源氏物語
「日もいと長きにつれづれなれば、夕暮れのいたう霞みたるにまぎれて、かの小柴垣のもとに立ち出で給ふ。」
[訳]:日もたいそう長く手持ち無沙汰なので、(光源氏は)夕暮れでひどく霞がかっているのに隠れて、あの小柴垣の所に出て来なさいます。
「日もいと長きにつれづれなれば、夕暮れのいたう霞みたるにまぎれて、かの小柴垣のもとに立ち出で給ふ。」
[訳]:日もたいそう長く手持ち無沙汰なので、(光源氏は)夕暮れでひどく霞がかっているのに隠れて、あの小柴垣の所に出て来なさいます。
■意味3:自動詞
表面に出る、現れ出る。
[出典]:桐壷 源氏物語
「うち添へて、もとよりの憎さも立ち出でて、ものしと思したり。」
[訳]:これに加えて、前々からの憎さも表に現れ出て、不愉快にお思いになっています。
「うち添へて、もとよりの憎さも立ち出でて、ものしと思したり。」
[訳]:これに加えて、前々からの憎さも表に現れ出て、不愉快にお思いになっています。
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